成分分析(カテキン定量)

成分分析(カテキン定量)

カテキンとは

カテキンとはお茶などに含まれるタンニンの一種で、苦味を呈する「カテキン類」と渋味を呈する「ガレート」とが存在します。化学構造の違いによって、

■カテキン類の場合
エピカテキン(EC)、エピガロカテキン (EGC)、カテキン(C)、ガロカテキン(GC)

■ガレーとの場合
エピカテキンガレート(ECG)、エピガロカテキンガレート(EGCG)、カテキンガレート(CG)、ガロカテキンガレート(GCG)

のそれぞれ4種類に分類されます。



カテキンの有効性

カテキンには、……
抗ガン作用、抗酸化作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール、低下作用、体脂肪蓄積抑制作用、抗菌作用、虫歯予防作用、抗ウィルス作用、消臭作用、抗アレルギー作用等々
があることが報告され、数多くの研究がおこなわれており、さらに、最新の研究では、認知症を予防できる可能性があるということも報告されています。


試験概要

評価試験概要の画像素材中のカテキン量を高速液体クロマトグラフィーにより定量します。
この試験を利用し、カテキンが含有されていると知られている素材(茶など)と比較することで、化粧品や食品の原料となりうる素材(植物、海産物など)の優位性を示すことができます。
また、含有量を測定することで、化粧品原料や食品原料が示す機能が、カテキンによるものであるかどうかを予測することができます。


測定例

サンプル:当社開発エキスA測定例の画像

測定結果:63.00μg/mL





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