肌理(キメ)測定評価試験

肌理(キメ)測定評価試験

肌理(きめ)とは

肌理(キメ)の画像肌の美しさを示す指標の1つとして、肌理(きめ)の美しさがあります。肌を見てみると、細かい線(皮溝)が無数に走り、その溝に囲まれた平らな部分(皮丘)があり、溝と溝の交わる部分には毛穴が存在しています。この皮溝や皮丘、毛穴の状態をまとめて「肌理」とよんでいます。

肌理の整った肌では、皮溝や皮丘がきれいに並び、毛穴の目立ちが少ない状態となっています。一方、肌理が悪い肌では、毛穴が開き、乾燥による肌のめくれや皮溝が引っ張られたような状態となっています。また、肌理には「細かい」や「粗い」といった表現も使われています。肌理の細かい肌とは、皮丘が小さな状態を示します。肌理の細かさは生得的な肌質であり、変えることはできません。しかし皮溝の深さはスキンケアによって改善(深く)することができます。肌荒れが突くと、皮溝が浅くなり、皮丘の区分が曖昧になります。そのため見かけ上、肌理同士が平坦にくっついてしまい、肌理が"粗い"肌のような可視光の散乱状態になり、見かけや肌触りが悪くなります。

スキンケアによって"ぷっくり"と表現されるような深い皮溝、メリハリの有る肌理にすることによって、生来もっている赤ちゃんのような、肌理の細かい肌のように見かけや手触りを改善することが可能です。

試験概要

皮膚の拡大画像をマイクロスコープで撮影します。または、皮膚からレプリカを採取し、これを撮影します。画像を当施設で開発した解析アプリケーションにかけ、キメの大きさ(単位面積あたりの数)、キメの大きさのバラツキ(標準偏差)、流れ(方向の標準偏差)、皮溝総長、皮溝総面積、皮溝面積比、皮溝太さ平均などを定量化します。

得られる画像とその解析例

キメ改善促進効果の画像




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