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美白研究テーマ(美白コラム3)

美白研究テーマ(美白コラム3)

現在の美白研究の中心的なテーマは、チロシンの酸化重合体であるメラニン生成抑制(増減因子の発見とその制御物質の検索)、メラニン生成酵素であるチロシナーゼの生成阻害物質の検索、メラノソームのケラチノサイトへの受け渡し因子の発見とその制御物質の検索、メラニン色素の排泄を促進する物質の検索などで、その物質の目的の達成に必要な皮膚における安定性、安全性、浸透性などの向上とそれらの相乗効果、また紫外線を直接カットするサンスクリーン成分との相性などがスクリーニング項目になります。

現在行われているメラニン産生抑制評価は、被験物質を暴露してメラニン産生の鍵酵素であるチロシナーゼの酵素活性阻害を測定、メラノサイトを培養して被験物質を暴露して産生メラニン量測定するなどです。しかし、メラニン産生機能について深く考えさせられた事例が、近年社会問題化した誘発性脱色素斑症でした。

当該物質の申請には、毒性、代謝などの通常の安全性試験および効能・効果を裏付ける基礎試験として、培養色素細胞(B16F0)におけるメラニン生成抑制作用、培養正常ヒトメラノサイトにおけるチロシナーゼ活性低下作用、ヒト由来チロシナーゼ活性阻害作用、チロシナーゼ活性阻害型の確認(拮抗型)、光に対する濃度依存性、作用部位への到達性、正常ヒトメラノサイトの増殖性に与える影響、in vivoメラノサイト数を指標とする細胞毒性、動物(モルモット)における白斑非形成の確認が実施されました。またヒト試験では、紫外線色素沈着に対する抑制効果の評価、紫外線照射色素沈着に対する既承認製剤(4-ブチルレゾルシン)との比較、顔面使用における有効性の評価(2か月間)、高濃度本成分配合製剤の長期使用による白斑、色素脱失非形成(メラノサイト数)の確認が行われました。

しかし、当該薬剤については不幸にして法令で求められる以上にさらに詳細な作用機序について検討され、多くの知見が得られる結果となりました。その薬剤に暴露したメラノサイトでは活性酸素種は生じることはなかったが、アポトーシスもしくは細胞内タンパクの分解(自食)を生じさせるCCAAT-エンハンサー結合タンパク遺伝子、小胞体ストレス(カスパーゼ3)の応答能の増大がみられ、小胞体ストレスあるいはアポトーシスの発現回路の亢進によりメラノサイトの細胞毒性が生じるという知見。また、別の説明では、補因子として金属(銅)を含む金属タンパク質であるチロシナーゼがフェノール化合物である薬剤を酸化促進剤として作用(フェントン反応)させたのではないかと推定。当該薬剤にチロシナーゼと過酸化水素の混和物を加えるとヒドロキシル・ラジカルが発生しますが、その量はUVBの照射量により増加することから薬剤塗布によりみられた細胞毒性は、フェノールが酸化促進作用をもたらし細胞内のROS発生させたものという知見です。 このフェノール化合物の作用メカニズムに限らず薬剤の例から学んだことのひとつは、被験化合物の構造的類似性から派生するリスクについても慎重に検討する必要があるということです。

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